公立昭和病院の施設見学と現状について_20260714
20260714
公立昭和病院の施設見学と現状を聞かせていただきました。現在、病院経営は極めて厳しい状況にあり、主に以下の3つの課題に直面している。
1、3つの課題
①深刻な経営収支の悪化 令和6年度決算(速報値)において、医業収益が増加している一方で、それを上回る医業費用の増大により、構成市からの分賦金(15億円)を含めても約14.7億円の純損失を計上している。全国の自治体病院の83.3%が経常赤字であり、同規模の病院で黒字を維持しているのはわずか4%という厳しい経営環境にある。
②費用増大と収益構造の乖離 運営コストが大幅に上昇している。一方、病院運営を支える構成市からの分賦金は平成29年度以降、年間15億円で据え置かれている。
③不採算な「政策医療」の負担 24時間365日の救急医療、高度な医療を支えるための人員・設備の待機体制が大きな負担となっている。
2、今後の医療需要の変化(2040年問題)
2040年に向けて、構成7市の総人口はほぼ横ばいで推移するが、85歳以上の人口が約59%増加すると予測されている。これにより、高齢者の救急、脳卒中、循環器病、がさらには複数疾患への対応や退院支援・介護連携といった、より複雑で高度な医療需要のさらなる増大が見込まれる。
3、気になる数値
公立ということからその運営を支援する7市(構成市)からの分賦金(年間15億円)の令和8年度予算における市別の内訳を紹介します。
①構成市別の分賦金内訳(令和8年度予算)
合計15億円の内訳は、各市の利用状況などに基づき以下のように配分されています。
- 小平市: 5億5,038万1,000円
- 東久留米市: 2億7,277万3,000円
- 東村山市: 2億6,240万1,000円
- 西東京市: 1億8,759万6,000円
- 清瀬市: 8,980万円
- 東大和市: 7,220万5,000円
- 小金井市: 6,484万4,000円
- 合計:15億円
②分賦金の算定根拠
分賦金は、主に以下の2つの要素を組み合わせて算出されています。
- 患者割(全体の90%:13億5,000万円)
- 均等割(全体の10%:1億5,000万円)
4、院長から概要を説明受けたこと
病床485床(感染症対応6床含む)、外来の91%が構成7市(小平、清瀬、東村山、東大和、東久留米、西東京、小金井市)市民とのことでした。
2028年には百周年を迎えるとのこと、西武鉄道小平駅、花小金井駅も来年4月に100周年、町の開発が一時期に進んだことがうかがえた。
5、現場見学で説明の先生からうかがったこと
①人間ドックの4914件から30~50例のがんが見つかり治療に結びつけた、
②2026年6月からすいぞうドックもオプションで開始(MRIと血液検査)
③昭和病院2次救急7000件程度、3次救急1200件程度