2025-10-18

令和6年度の国民健康保険事業特別会計_小平市の論点_20251018

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令和6年度の国民健康保険事業特別会計において、歳入は182億2,492万円、歳出は179億1,100万円であり、形式上は3億3,827万円の黒字となった。

この黒字の取り扱いについては議論があり、今回は運営基金に組み入れ、令和7年度以降に繰り入れる旨の議案が提出された。しかしながら、当初、一般会計から国保特別会計へ27億8,000万円の繰入れが行われており、これを踏まえると、6年度単体では実質的に黒字ではないと答弁があった。この点については、住民に対しても分かりやすい説明が求められると感じた。

一方、課題として認識すべき点は、「人間ドック等利用者補助件数の推移」である。令和4年度943件、5年度946件に対し、6年度は896件と、前年度比で50件の減少が見られた。減少の要因については明確な説明がなされず、「後期高齢者医療制度への移行が影響しているのではないか」との答弁があったが、十分な分析がなされているとは言い難い。

 この点については、次回の議会において改めて取り上げ、実態把握と今後の対応策について議論を深めていきたい。というのも、前職で所属していた企業の健康保険組合では、カフェテリアプラン(福利厚生制度)の一環として人間ドックの受診が一般的であり、職場全体として受診を促進する雰囲気が醸成されていた経験があるためである。こうした環境づくりの重要性を踏まえ、今後の制度設計においても熟考を重ねていきたい。
また、疾病ごとの支払い順位も参考までに作成したのでご覧ください(一部聞き取れなかった部分あるので空欄です)

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