2025-12-02

一般質問(その2 SNSでの盗撮画像共有等性被害・加害の未然防止に向けた教育と環境整備等について)

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近年、SNSを通じた盗撮画像共有行為が社会問題となっており、先般は教職員による盗撮事件が報道され、大きな衝撃を受けました。こうした事件は、教育現場の信頼を揺るがすものであり、再発防止に向けた取組が急務です。ある報道番組では、若年層がスマートフォンを手にすることがきっかけで、盗撮を「軽い気持ち」で行ってしまうケースがあることについて紹介されていました。これは、技術の進化に教育が追いついていない現状を示しており、単なる規制だけではなく、こどもたち自身が「撮ることの責任」や「他者の尊厳」を理解する教育が求められています。

 今回は、教職員への対応にとどまらず、児童・生徒への対応については被害者にならない観点と将来加害者にならない観点に分けて、保護者への説明状況、第三者・保護者による定期的な監査の導入について等、確認しました。

1,教職員への研修について

 法令の教育、事例を含めて研修しているか確認したところ事故内容で懲戒処分の研修をしているが、具体的な研修をしているか確認することを依頼した。

2,教職員の強度のストレスへのフォロー体制について

 課題を抱え込みやす学校教室経営だが、教員サポートの一つになるSSW,SLは良好に機能しているか確認した。会計年度職員のSSWが各中学校に1名いるが、実態をしっかり聞くよう依頼した。

3,相談窓口について

 教職員用、児童生徒用に、匿名でLINE相談できる窓口含めて整備されていることが確認できました。

4,学習用端末への規制状況について

 児童生徒に貸し出しする学習用端末においては、OS付属の機能に加え、11月から授業支援システムに付帯する機能も閲覧時間制限も加え詳細設定可能になっている。なお、閲覧制限サイトはAIが判定し、都度反映されていることも確認できた。

5,情報モラル教育について

授業で肖像権、著作権、撮影時のマナーも指導していることが確認できた。

6,第三者をいれたチェック体制について

第三者のチェック体制も必要であり、校長会で議論し、集約することになりました。

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