2025年度活動報告まとめ
2025年度活動報告:小平市議会議員 岩本 誠
サマリー
本文書は、2025年4月から2026年3月にかけての活動報告に基づき、地域社会における課題解決、政策提言、および住民交流の進捗を網羅的にまとめた。この1年間、活動の柱となったのは以下の4点になる。
- 地域密着型の課題解決(お困りごと相談): 交通安全、防犯灯整備、空き家対策、さらにはネズミ・タヌキ被害といった生活に直結する多様な相談に対し、現場主義で迅速に対応した。
- 未来を見据えた政策提言: 持続可能な航空燃料(SAF)による資源循環、補助金申請のデジタル化(見える化)、および「選挙のバリアフリー化」など、市議会での一般質問を通じて具体的な改善策を提案した。
- デジタル・ディバイドの解消: スマホアドバイザーとしての知見を活かし、初心者向け講座や電子図書館の開設(2025年11月)を推進。ICTを活用した住民サービスの向上に注力した。
- 広域的な視点と研鑽: 大阪・関西万博や先進自治体(柏市、富岡市等)の視察、二ツ塚処分場でのエコセメント化技術の確認など、広域的な課題(環境・防災・ハラスメント対策)への知見を深め、市政に反映させる姿勢を堅持した。
1. 地域における主要な課題と対応(お困りごと相談)
地域住民から寄せられた相談は多岐にわたり、一つひとつの事案に対して現場確認と行政への橋渡しを行った。
生活インフラ・安全対策
分類,主な対応事項
交通安全,青梅街道・新東京自動車教習所付近の対策、大沼通り・水車通りの安全相談、鈴木町歩行者用信号の改修提案・確認。
防犯・環境,花小金井・大沼町での防犯灯更新・設置相談、公園トイレの落書き対応(アジサイ公園)、空き家の草木繁茂・管理相談。
道路・施設,大沼町4丁目・小平駅北口/南口の道路損傷(凸凹)対応、中央体育館更衣室のドライヤー感電危険対策。
住民生活支援
● 行政手続き支援: 小平健康ポイントの操作相談、東京ポイント(生活者特典)の登録・交換操作支援。
● 福祉・教育: 民生委員担当者の確認、育休中の保育園預かり相談、不登校・学校行事に関する相談。
● 特殊相談: 疥癬病タヌキやネズミ退治、遺骨整理、旧コミ集積所の買い取り相談など。
2. 議会活動と主要な政策提言
市議会定例会および委員会を通じ、市民の声を反映させた具体的・先見的な提案を行った。
一般質問の主なテーマ(2025年度)
● 資源循環の推進(6月):
● 東京2025デフリンピック等を契機とした、廃食油(SAF原料)の回収強化。
● 小平市における資源循環活動の現状分析と今後の提案。
● 行政サービスの透明化(6月):
● 物価高騰対策や省エネ施策の補助金事業の「見える化」と電子申請の導入促進。
● 選挙のバリアフリー化(9月):
● 投票に行きにくい状況や障壁をクリアするための環境整備を提案。
● リスク管理と事故事例の共有(9月):
● PFAS漏洩事故、マンホール転落事故、教員による不祥事などを引き合いに出し、小平市の対応状況を確認。
予算・決算および委員会活動
● 予算編成: 令和8年度に向けた予算会派要望を小林市長へ提出(9月)。補正予算のポイント解説を実施。
● 特別委員会: 公共施設マネジメント、広聴広報、都市基盤調査などの各特別委員会に出席。
3. デジタル化の推進とコミュニティ形成
ICTを「誰一人取り残さない」ためのツールとして活用するための活動を展開した。
● 電子図書館の開設: 2025年11月より開始。雑誌約7千冊、海外新聞の無料閲覧を可能にする政策を実現。
● スマホ教室の定期開催: 事務所や地域の集会所にて、初心者向けの「スマホLINE講座」や「スマホサロン」を主催。
● 情報発信の強化: 活動報告会(月例)の開催、ホームページの改修、SNS(LINE)を活用した情報収集・発信。
4. 視察・調査による知見の深化
地域外での知見を市政に還元するため、精力的な視察を行った。
● 環境技術: 二ツ塚・八戸沢処分場(日の出町)を視察。焼却灰をエコセメント化する技術を確認し、埋立ゼロと環境問題解決への可能性を評価。
● 先進地視察:
● 柏市・目黒区:ハラスメント対応調査。
● 富岡市:隈研吾事務所設計の新庁舎視察。
● 関西:大阪府堺市の自転車博物館、大阪・関西万博(夢洲)を再訪問し、パビリオンの運営や多様性の表現を調査。
● 防災: 総合水防演習への参加、史跡玉川上水整備活用の作業説明会出席、防災勉強会の実施。
5. 地域イベントとボランティア活動
地域コミュニティの活性化のため、多角的なイベントに参加・協力した。
● 定例活動:
● クリーンアップPJ: 毎週日曜朝8時より、小平駅、花小金井駅周辺等の清掃活動を継続。
● 文化・教育:
● 市内小中学校の入学式・卒業式、周年行事への参列。
● 「こだフォト部」月例会、写真展、美術展の鑑賞と支援。
● 福祉・交流:
● 「だれでも食堂わらい」への参加・運営助成相談。
● 「けやき青年教室」ボランティア(餃子づくり、合唱練習、遠足同行)。
● 地元の祭り(灯り祭り、サンバ祭り、産業まつり)への協力・撮影。
6. 活動の視点と今後の展望(あとがきより抜粋)
報告書内の「あとがき」には、活動の根底にある洞察が記されている。
● 教育と伝達の難しさ: スマホアドバイザーや日本語教師の事例を通じ、「使えること」と「教えること」の差を認識し、初心者に寄り添う指南方法の重要性を強調している。
● 民主的運営のヒント: 市民活動交流サロンでの学びとして、「背伸びしすぎない」「民主的な運営」「欠席しても内容がわかる仕組み」の3点が活動継続の鍵であるとしている。
● 医療・福祉への眼差し: NICU(新生児集中治療室)の現場視察を通じ、出生直後からの支援体制の重要性と、家族を支える社会のあり方について深い感銘を受けている。
● 政治家としての姿勢: 「人の話を聴く際にスマホを触らない」といった自省を含め、多忙な中での誠実な対話の重要性を説いている。
本報告は2025年度の活動記録に基づくものであり、引き続き現場の声に耳を傾け、透明性の高い情報発信と地域に根ざした実践を継続していく。